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バイオリンにも使われていたプロポリス

プロポリスはバイオリンの防腐剤として使用された

プロポリスは抗菌・防腐作用があり腐敗しない食品として知られています。
健康食品としてだけでなく、バイオリンのつや出し・共鳴効果の向上のために使用されていました。
特に有名なのが、バイオリンの名器として名高いストラディバリウスに使用された例です。
バイオリンは木材で出来ているため温度や湿度によって変質し音色が変わってしまいます。
またバイオリンに虫や細菌が付くことで劣化してしまう恐れもあります。
ストラディバリウスの表面は特有の深い赤色のニスが塗られており、多くの研究者がプロポリスが配合されているとしています。
ニスに配合されたプロポリスによってツヤを出し、抗菌・防腐作用によってストラディバリウスの劣化を防いでいるのです。

アントニオ=ストラディヴァリとプロポリス

ストラディバリウスはアントニオ=ストラディヴァリ(1644年~1737年)によって制作されたバイオリンです。
生涯で1200丁のバイオリンを制作しましたが現存しているのは600丁のみです。
オークションでは12億円で落札されるなど、その一つ一つが数億円の価値があるとされています。
ヨーロッパでは古くからプロポリスを民間医療で用いており、抗菌・抗酸化作用が知られていました。
ストラディヴァリがプロポリスの防腐作用を知ってバイオリンのニスに取り入れたとされています。
ストラディヴァリが生活していたイタリア北部のクレモナでは、ポプラを原料にしたプロポリスが採取されます。
ポプラを原料にしたプロポリスは抗菌・抗酸化作用のあるフラボノイドが豊富に含まれているため防腐剤としては最適だといえるでしょう。

バイオリン以外にも防腐剤として使用されるプロポリス

プロポリスはバイオリン以外にも防腐剤としてさまざまな所で活躍してきました。
古代エジプトではピラミッドに保管するミイラの防腐剤としてプロポリスが使用されていました。
また現代では博物館などに展示されている亀甲類の化石の保存用表面剤としてプロポリスが配合されています。

まとめ

プロポリスは健康食品としてのみではなく、抗菌・抗酸化作用を活かした防腐剤として広く使用されています。
プロポリスは天然成分のためニスに加える難易度が高いといわれます。
ストラディバリウスのニスのレシピは長い間に失われてしまいましたが、現在でもバイオリンのアルコールニスにプロポリスを使用している場合があります。
名器と名高いストラディバリウスの音色は、プロポリスの力も少なからず影響しているのだといえるでしょう。

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