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プロポリスの歴史

プロポリスは古くから世界各国で使用されていた

プロポリスは強力な殺菌作用・抗酸化作用・抗炎症作用があり傷薬や風邪薬として古くから使用されてきました。
現在ではブラジルが世界一のプロポリス大国として有名ですが、歴史を見ていくと他の国でも古くから使われていたことが分かります。
古代エジプトでは王家の死者が生まれ変わったときのために、王族の遺体を保存してミイラを作る風習がありました。
そこでプロポリスの抗菌・抗酸化作用に注目し、ミイラの防腐剤として塗り付けていました。
またクレオパトラ(紀元前69年~紀元前30年)も病気と老化防止のためにプロポリスを愛用していたといわれます。
古代ギリシャにおいてはヘロドトス(紀元前485年頃~420年頃)が著書「歴史」の中でプロポリス軟膏を傷の治療に使っていたとしています。
アリストテレス(紀元前384年~322年)も著書「動物誌」の中で、皮膚疾患・切り傷・感染症の治療薬としてプロポリスに言及しています。
医学者・ディオスコリデス(40年頃~90年)の著書で西洋医学の聖書ともいわれる「薬物誌」でも、プロポリスは皮膚の腫れ・神経痛を抑える効果があるとしています。
十一世紀のイランの哲学者・アヴィセンナ(980年~1037年)もプロポリスは矢やトゲの傷を消毒し鎮痛効果があるとしています。
南米ペルーで十六世紀まで栄えたインカ帝国でも、発熱性の感染症にプロポリスを薬として使っていたとされています。
南アフリカとイギリスの間に起こったボーア戦争(1899年~1902年)では、アルコール抽出したプロポリス液をワセリンと混ぜて兵士の傷の治療薬として使用した記録があります。

日本での歴史はまだまだ浅い

世界中で古くから使用されてきたプロポリスですが日本で認知され始めたのはつい最近です。
日本に生息しているニホンミツバチは樹脂を集めてプロポリスを作る習性が無いため、日本ではプロポリスが認知されていなかったのです。
1985年に名古屋で開催された国際養蜂会議においてプロポリスの治療例が多く発表されたことで研究者に注目されるようになりました。
更に1991年10月に開催された「第50回日本癌学会総会」で国立予防衛生研究所と協和発酵東京研究所の研究グループが、ブラジル産のプロポリス中に抗癌作用のある化合物を発見したと発表しました。
このことが新聞で取り上げられ日本全国でプロポリスが認知されるようになったのです。

まとめ

プロポリスの抗菌・抗炎症・抗酸化作用は古くから知られ、世界各国で傷薬や内服薬として使用されてきました。
地理的に見るとギリシャ・エジプト・メソポタミア地方・南米と遠く離れた場所で同じように使われていたことが分かります。
現在のような移動手段の無かった時代でも世界各国で同じように使用されていたということは、プロポリスの効果がそれほど優れている証拠であるといえます。
プロポリスを摂取する際にはこういった歴史に思いを馳せるてみることでより深みが感じられるでしょう。

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