プロポリス軟膏を使用する時の注意点

プロポリス軟膏の注意点は?

プロポリス軟膏はプロポリスエキスを馬油やワセリンと混ぜ合わせて作られた物です。
抗菌・殺菌作用や抗炎症作用が働いて、切り傷や火傷・虫刺され・ニキビ等の症状の緩和や治癒の促進に効果があります。
かつて起こったボーア戦争(1899年~1902年)ではイギリス軍の兵士の治療に、ワセリンで作ったプロポリス軟膏が使用された記録があります。
しかしプロポリス軟膏にも使用する際に注意すべき点があります。

ハチもしくは樹脂にアレルギーがある場合

プロポリスの原材料にはミツバチが分泌した唾液腺物質が含まれているため、他のミツバチ食品(ハチミツやローヤルゼリー)と同様にアレルゲンとなる可能性があります。
症状としては皮膚の腫れやかゆみ等が現れます。
またプロポリスの原料に含まれる樹脂にもアレルギー反応が起こる可能性があります。
樹脂アレルギーは、樹脂で作られたアクセサリーを装着した際に皮膚のかゆみや赤みが見られる物です。
ハチミツや樹脂で皮膚の腫れやかゆみが起こった経験をお持ちの方は、プロポリス軟膏を使用する前にアレルギー科の医師に相談してみるのが良いでしょう。

妊産・授乳中の方や一歳未満の乳幼児の場合

プロポリスはミツバチの酵素が含まれているため、他のミツバチ食品と同じように極少量のボツリヌス菌が混入している場合があります。
気を付けたいのが乳幼児の場合です。
ボツリヌス菌は極少量なので通常は体内の消化酵素で無害化されます。
しかし乳幼児だと消化器官が十分に発達していないためボツリヌス菌を分解しきれずに、腸内で乳児ボツリヌス症を引き起こしてしまう可能性があります。
そのため厚生労働省では一歳未満の乳幼児にはミツバチ食品を与えてはいけないとしています。
また妊娠中の方や授乳中の方もプロポリス軟膏の成分が皮膚から浸透して、母乳に混入したり子宮内の赤ちゃんに成分が届いてしまう可能性が考えられます。
母乳や子宮内に与える作用は医学的には解明されていないため、妊娠・授乳中のプロポリス軟膏の使用は万が一を考えて避けておきましょう。

まとめ

プロポリスを軟膏として使用することで、傷口に浸透しやすく素速い治癒が期待できます。
注意するのは樹脂・ハチにアレルギーがある場合と、妊娠・授乳中の方や乳幼児の場合です。
プロポリス軟膏は一時間くらいで皮膚に吸収されます。
傷口にプロポリス軟膏を塗った上にガーゼを被せておくと吸収しやすく、水に触れて流れてしまうリスクを防ぐことができるので効果的です。

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